CFD長期投資にかかるコスト・調整額を調べてみた

CFD取引はオーバーナイト金利等のコストがかかるため長期投資に向かないと書いてるサイトがありますが、本当にCFDは長期投資に向かないのでしょうか?

実は、銘柄によって長期投資が可能です。

例えば、原油は先物、ETFどちらで投資してもロールオーバーコストによる負担があるため、長期投資に不向きです。

しかし、GMOクリック証券の原油CFDなら(ロールオーバーコストがかからないので)長期投資に向いています。

他にも、レバレッジをかけた日経平均・NYダウ長期投資、米国株の配当取り、スワップ金利を受け取りながらの空売りができます。

これは、GMOクリック証券 CFDの強みでしょう。

GMOクリック証券CFDの長期投資にかかるコストを詳しく見ていきます。

GMOクリック証券CFD 長期投資向き銘柄一覧

当記事は、GMOクリック証券の長期保有に関わるコスト(調整額)についてまとめています。しかし、初心者には複雑で理解が大変です。

そこで「詳しい仕組みは良いから、長期投資できる銘柄を知りたい!」という方のためにGMOクリック証券CFDの長期投資向き銘柄一覧を作ってみました。
こちらの銘柄は金利の支払いはありません。

【GMOクリック証券CFD 長期投資向き銘柄一覧】

  • 日本225(日経平均)
  • 上海A50
  • インドNIF
  • 香港H
  • 米国30(NYダウ)
  • 米国S500(S&P500)
  • 米NQ100(ナスダック指数)
  • イギリス100(FTSE100)
  • ドイツ30(DAX)
  • ユーロ50
  • 原油
  • 天然ガス
  • コーン
  • 大豆
  • 米国VI(S&P500 VIX指数)

長期投資に向くので日経平均やNYダウ、ナスダック指数、原油を買って長期放置することも十分に考えられます。
投資信託と違いレバレッジをかけられるのも魅力です。

公式サイト:GMOクリック証券CFDを詳しく見てみる

GMOクリック証券のCFD銘柄にかかるコストとは

CFDには3種類の調整額と呼ばれるコストがあります。

  • 価格調整額
  • 金利調整額
  • 権利調整額

この調整額ですが、銘柄によって発生する調整額が異なります。
GMOクリック証券公式サイトに調整額に関する表と説明がありますが、調整額を理解するのは難しいですね…
CFD初心者には、「CFDって長期投資可能?」と悩む要因でしょう。

そこで気になって調べてまとめてみました。
結論:CFDならではの長期投資ができる。更に、下落局面の売りに強い。

○価格調整額 負担にならないコスト

価格調整額は、負担にならないコストなので長期投資で気にする必要はなしです。
以下は詳しい説明になりますが、「価格調整額は負担にならないコスト」と理解しておけば間違い無しです。

価格調整額は、CFDが参照原資産が「先物」の場合に発生する、ロールオーバーコストを相殺することが目的です。

(参考)先物のロールオーバーコストとは?
先物取引には、限月と呼ばれる取引期日があります。
例えば、原油先物(限月:2016/12)は、2017年1月に取引することはできません。

先物を参照するCFDは取引期日が来る前にどうするのかというと、取引期日の長い限月に乗り換えます。
(例えば、原油先物(限月:2016/12)から原油先物(限月:2017/3)に乗り換える。)

取引期日の長い限月は、長期保有のコスト等により少し高い価格で取引されています。

【日経平均先物価格 限月毎の価格】
こちらの表は日経平均先物価格です。
下に行く程、取引期日の長い限月で、価格が高くなっていることが分かります。

そのため、取引期日の長い限月に乗り換える際にコストがかかります。
これをロールオーバーコストと言います。

先物を長期保有すると、期日変更による損失(ロールオーバーコスト)が発生します。
ですが、CFDなら価格調整額でロールオーバーコスト分が補填されます。

つまり、先物の欠点であるロールオーバーコストによる長期保有に適さない点を、CFDならカバーできるわけです。

これって、公式サイトのFAQには、さらっとしか書いていませんがすごいメリットです。

「原油を長期投資したいけど、原油先物や原油ETFはロールオーバーコストがかかるから長期投資できない。」

下落した原油を長期投資したいと思った方は、長期投資にかかるコストを見て断念した人が多いはず。
でも、GMOクリック証券CFDなら長期投資ができます。

△金利調整額 売りは長期投資向き

金利調整額はオーバーナイト金利と呼ばれます。
参照原資産が「株式」や「スポット(現物)」の場合に発生します。

オーバーナイト金利は、FXのスワップ金利と似ている仕組みですが、
売りポジションが金利受け取りですから、スワップ金利と逆になります。

買いポジション:金利支払
 通貨を保有せずに商品を保有している状態のため
売りポジション:金利受取
 商品を保有せずに通貨を保有している状態のため

金利を受け取れるのは売りポジションなので、下落局面での売りに強いです。

成長が期待できる現物株の長期投資+弱い銘柄をCFDでヘッジ売り」とか、色々な戦略が考えられますね。
「売りの長期投資に強い」金融商品は、CFDぐらいではないでしょうか?

ちなみに、以降の章で具体的なコストを計算してみましたが、買いポジションの金利支払いも、そこまで大きな負担にはなりません。

△権利調整額 配当金分の損益

権利調整額は、一言で説明すると配当金。参照原資産が「株式」の場合に発生します。
買いポジションであれば配当金分を受け取り、売りポジションであれば配当金分を支払います。

レバレッジをかけた配当取りもできます。

売りポジションだと配当分を支払うことになりますが、価格変動による損益と比べると小額なので、大きな負担にはならないでしょう。

CFD銘柄を長期投資してかかる費用を計算してみた

では、CFD銘柄を1年間、長期投資したらどの程度の費用がかかるのか
GMOクリック証券 CFDの人気ランキングに載るCFD銘柄で計算してみました。

  • 日経平均CFD
    ○価格調整額のみ

  • 原油CFD
    ○価格調整額のみ

  • 金CFD
    △金利調整額のみ

  • 米国株Apple CFD
    △金利調整額と△権利調整額

日経平均CFDと原油CFDを1年保有した場合

日経平均CFDと原油CFDはどちらも、価格調整額のみです。
「価格調整額は負担にならないコスト」

ですから、ロールオーバーコストによる損失が出ても、価格調整額で補填されるだけ。

原油先物や原油ETFの場合、ロールオーバーコストにより1年間で約10%も資産価値が目減りしてしまうことがあるのですが、CFDなら価格調整額で補填されます。
(原油ETFで投資している方は、CFDに乗り換えた方が良いでしょう。)

長期投資に一番向いている銘柄ですね。

長期保有コストがかからない点と、小口で買えるメリットを生かした買い下がり戦略です。こちらもどうぞ。


金CFDを1年保有した場合、約2000円の負担

金利調整額がかかる金CFDを計算してみましょう。

金CFDを1枚保有するには、最低証拠金は約6000円。
金CFDの価格が10%動くと、約12000円の損益です。

2015年10月から2016年10月にかけて、金CFDは価格が30%も変動しています。
この間保有していると約36000円の損益となります。

金CFDの金利調整額はいくらになるのでしょうか。

金CFDは1日あたり以下の金利調整額がかかります。
 買いポジション:-5円
 売りポジション:3円

1年に計算してみましょう。

買いの場合:
-5円 × 365日 = -1825円 ≒ 約-2000円

売りの場合:
3円 × 365日 = 1095円 ≒ 約1000円

年間36000円の損益に対して
売りであれば、金利調整額は1000円受け取れます。
買いでも、2000円支払い。

損益と比べたら微々たる額ですね。

米国株 Appleを1年保有した場合、約150円の負担

金利調整額と権利調整額がかかる米国株を計算してみましょう。
米国株で人気のAppleで考えていきます。

Apple CFDを1枚保有するには、最低証拠金は約2500円。
Apple CFDの価格が10%動くと、約1200円の損益です。

2015年10月から2016年10月にかけて、Apple CFDは価格が30%も変動しています。
この間保有していると約3600円の損益となります。

Apple CFDの金利調整額はいくらになるのでしょうか。

Apple CFDは1日あたり以下の金利調整額がかかります。
 買いポジション:-1.1円
 売りポジション:-0.8円 ※

※驚いたのは売りポジションで金利が受け取れるかと思ったら、手数料の負担があり売りポジションも損失。

1年に計算してみましょう。

買いの場合:
-1.1円 × 365日 = -401.5円 ≒ 約-400円

続いてApple CFDの権利調整額はいくらになるのでしょうか。

Appleの配当利回りは約2%です。
米国株CFDのレバレッジは5倍なので次の計算で権利調整額が求められます。

最低証拠金 約2500円 × 配当利回り 0.02 × レバレッジ5倍 = 約250円

年間3600円の損益、金利調整額は400円、権利調整額は250円。
少しややこしいのですが、買いポジションの場合は次のように調整額がかかります。

年間3600円の損益、調整額-150円(金利調整額 -400円 + 権利調整額 +250円)

金CFDに比べると「ややこしい」感がありますね…

しかし、株は価格の変動が大きく1年間で2倍になる銘柄もあります。
その変動幅を考慮すれば、長期投資も十分にできそうです。

結論:CFDで長期投資は可能!

今回、CFDで長期投資にかかるコストと題して、3種類の調整額の説明と代表的なCFD銘柄で計算をしてみました。

CFD銘柄によっては十分に長期投資ができます。

むしろ、先物だと長期投資に不向きな原油が、CFDなら長期投資できること。
更に、売りで金利が貰えるので下落局面に強いこと。

CFDならではの長期投資戦略ができるのは、すごいですね。

また、CFDは1万円未満から小額取引も魅力です。

なお、私はくりっく株365から乗り換えてGMOクリック証券で、S&P500のレバレッジ投資をしています。

公式サイト:GMOクリック証券のCFD口座開設はこちらから


2016年12月4日 CFD長期投資にかかるコスト・調整額を調べてみた はコメントを受け付けていません。 CFD取引入門