はじめての金CFD!金投資が5分で分かる!

2016年10月10日

「金投資をしてみたくても、商品先物に手を出すのは怖い」と思う方も多いのではないでしょうか。商品先物は売買単位が大きいため、投資初心者にはかなり難しいです。

CFDなら小口で取引できるため、1万円以下から手軽に金取引ができます。

今回は、金相場と金CFDが取引できる証券会社についてまとめてみました。

金CFDが取引できる証券会社とスプレッド(手数料)はこちらをご覧ください。
>> 金CFDの手数料(スプレッド)を比較する

金指数とは?

金指数はいくつかあり、代表的な金指数は2つです。

  • ロコ・ロンドン市場の現物価格
    世界最大の金の現物取引市場で、国際標準価格。

  • ニューヨーク市場の金先物価格
    現物取引よりも市場規模が大きい。現在は、先物が現物をリードしている。

各証券会社のCFDは、「ロコ・ロンドン市場」、「NY金先物」のいずれかを参照しているため、国際標準価格に沿った価格で取引できるようになっています。

【各証券会社のCFD参照先】

  • GMOクリック証券 ロコ・ロンドン市場
  • DMM.com証券 NY金先物
  • サクソバンク証券 NY金先物
  • IG証券 金CFDが2つ(ロコ・ロンドン市場とNY金先物の両方)


金が変動する主な要因3つ

金の価格は需要と供給によって決まります。
株と同様に、金の需要が増えれば価格は上がり、供給が増えれば価格は下がります。需要と供給が変動する主な要因は3つあります。

一言で言うと世界情勢が不安になり、円高株安局面になると金が買われます。
金はリスク資産からの回避先として投資されます。

要因1 ドル相場と逆相関

金相場はドル相場と逆相関の関係です。(私達、日本人からすると円高局面で金価格が上昇するということ)
ドル安になると金相場は上がります。

1971年のニクソンショックまでは通貨の値段を決めるための指標(金1トロイオンス=米ドル35ドル固定)として使われていた経緯があり、金は、世界のどの国でも使える無国籍通貨としての側面があります。

要因2 世界景気がインフレなら上昇

インフレになると金相場は上がり、デフレになると金相場は下がります。

インフレになると、通貨の価値が下がるため、
富裕層を中心として自分の資産をインフレの影響で減らさないように考える投資家が、実物資産である金を買います。

要因3 世界情勢が不安定になると金相場は高くなる

「有事の金」と呼ばれるように、戦争やテロなどで世界情勢が不安定になると金相場は高くなる傾向があります。

戦争やリーマンショックでは約7倍まで上昇しています。

過去40年の長期チャート

過去40年間の金チャートを見ていきましょう。(画像 クリックで拡大)

戦争やリーマンショック・米国債下げなど世界情勢が不安定になると金の値段が上昇します。過去には7倍まで上昇したこともあります。
約10年毎に経済ショックが起きていますから、金を安い局面で少しずつ買い増すのは有力な投資です。

注目すべき相関性の高い指数

金価格と相関性の高い指数をチェックすることで、有利に金投資を進められるでしょう。
相関性の高い指数には銀、ドル、米10年債金利があります。

金先物価格 13年のチャートと各指数を比較していきます。
金チャート 13年分(2003年~2016年)

銀 正相関の関係

金相場と一番相関性の高い指数は銀相場です。
銀チャート 13年分(2003年~2016年)

銀は金と同様、実物資産としての価値があるため、銀チャートは金とほとんど同じ動きをしていることが分かります。

ただし、銀は金に比べて市場規模が小さく、過熱して金から乖離した上昇となることがあります。その特性を活かし、金・銀の価格差を生かした裁定取引(銀売り・金買い)を行うトレーダーは多いそうです。

ドル 逆相関の関係

次に相関性の高い指数はドル円の為替レートです。
ドル円チャート 13年分(2003年~2016年)

ドル円が下がる(ドル安になる)と金相場は上昇します。

チャートを見ると、ドル円が下降している2007年~2011年まで金相場は上昇、ドル円が上昇している2012年~2015年は金相場は下降と、逆相関の関係が見られます。
ただし、2012年以降はアベノミクスの影響で相関性が薄れています。

米10年債金利 逆相関の関係

次に相関性の高い指数は米10年債金利です。
米10年債金利チャート 13年分(2003年~2016年)

これも金相場とは逆相関です。

米10年債金利は、インフレになると金利は下がるためインフレ率を示す指標と言えます。
米10年債金利が下がる(インフレになる)と、金相場は上がります。

チャートを見ると、ドル円と同様に2007年~2011年、2012年~2014年までは米10年債金利と金相場が逆相関になっています。インフレで通貨の価値が下がり、金の需要が増えたためです。

ちなみに2014~2015年前半は相関性が薄れています。ドル高の影響で金が売られたと考えられます。
2015年後半以降は、金利が下降し金相場は上昇するという逆相関の関係が再び現れています。

金CFDをお勧めする3つの理由

次に、手軽に金投資ができるCFDの魅力をご紹介していきます。

ほぼ24時間取引

ETFや投資信託の場合、平日日中しか金取引ができません。
リスク回避のために金投資したいと考えても、有事の際に取引できないのは不便でしょう。

その点、金CFDは祝日も取引可、そしてほぼ24時間取引です。

【少額投資】約7000円から金投資

GMOクリック証券CFDでは、レバレッジを生かすことで約7000円から取引できます。
GMOクリック証券CFD 金CFD銘柄情報

もちろんレバレッジをかけないことも可能です。その場合は、投資資金が約14万円必要になります。

【実はすごいメリット】世界の通貨から金が買える

世界の数多くの銘柄を取引できるサクソバンク証券では、円以外の他国通貨から金投資ができます。

  • XAU/USD 金/米ドル
  • XAU/JPY 金/日本円
  • XAU/EUR 金/ユーロ
  • XAU/XAG 金/銀
  • XAU/AUD 金/豪ドル
  • XAU/HKD 金/香港ドル
  • XAU/THB 金/タイバーツ
  • XAU/TRY 金/トルコリラ
  • XAU/CHF 金/スイスフラン
  • XAU/RUB 金/ロシアルーブル
  • XAU/CNH 金/中国元

これが何のメリットがあるんだろう?と思いますよね。

インフレ率の高い国の通貨から金投資できるメリットがあります。
インフレ率が高い国の通貨は通貨価値が下がっていくわけですから、相対的に金の価値が高まります。

例えば、インフレ率が高いトルコから金を買うXAU/TRYチャート(2年分)を見るとこの通り。
綺麗な右肩上がりチャートです。

金/トルコリラ(XAU/TRY)チャート(2年分)

円以外の通貨から金を買う選択肢があると幅広い投資が可能になります。

CFDが取引できる証券会社

金を7,000円から取引できるGMOクリック証券

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  • スプレッドが狭い
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金銘柄が多いサクソバンク証券

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