FTSE100の配当金生活は魅力的?NYダウ長期投資とどっちが良い?

先日、友人がくりっく株365のFTSE100で配当金生活がしたいと話していました。

くりっく株365のFTSE100と言えば、「緩やかに上昇するイギリスの株価指数」「高配当」「レバレッジがかけられる」という特徴があります。

レバレッジがかけられますから、FTSE100で配当金生活を考える人もかなり居るようです。

しかし、ここで素朴な疑問。

FTSE100の配当金狙いは本当に魅力的な投資なのか?

FTSE100は配当利回りが魅力と言われてますが、FTSE100よりもNYダウの長期投資の方が優れているかもしれません。
そこで今回、NYダウとFTSE100の過去6年分を検証してみることにしました。

比較の前に検証の条件を確認

比較の前に検証の条件を確認していきます。

【検証の条件】
検証期間:2012/01~2018/08

比較銘柄:
 FTSE100(くりっく株365)
 NYダウ(GMOクリック証券 CFDの米国30)

備考:
 計算を簡略化するため、為替レートは100円で計算。

GMOクリック証券 CFDのNYダウを採用した理由
くりっく株365でもNYダウを取引できますが
くりっく株365のNYダウは、2017年12月の金利変更により、配当金を食い潰す程の金利がかかるようになりました。
 
GMOクリック証券CFDのNYダウ(銘柄名:米国30)は金利がかからないので、長期保有に向いています。

FTSE100とNYダウ価格を比較!上昇率は72%の差

まずは、配当金や金利を考えずに、FTSE100とNYダウの価格を比較してみます。

2012/01 2018/08 上昇率
FTSE100 5699 7650 34%
NYダウ 12518 26017 106%

NYダウが圧勝。
NYダウの上昇率(106%) – FTSE100の上昇率(34%) = 72%

NYダウの上昇率はさすがですね。
しかし、NYダウの上昇率がFTSE100よりも高いのは想定の範囲。

今回のポイントは、あくまでも
「FTSE100が配当や金利込みで、NYダウを超える投資なのか?」ですね。

配当金・金利込みで比較!その結果は…?

続いて、配当金や金利込みで比較していきます。

くりっく株365のFTSE100は、毎月のように配当金が貰えます。
ただし、金利を支払う必要があるため、実質のインカムゲインは「配当金 – 支払った金利」です。
 
GMOクリック証券CFDのNYダウの配当は、少し複雑です。配当金として貰えるわけではなく、配当など諸々を含んだ「価格調整額」として受け取ることになります。

収益が分かりやすいよう「投資資金 約60万円、レバレッジ1倍で投資した場合」で計算してみます。
GMOクリック証券CFDの方が小口で買えるので、くりっく株365のFTSE100に合わせるために 5枚買います。

【投資資金】
FTSE100 1枚 約57万円
NYダウ 5枚 約63万円

配当金や金利込みのFTSE100は、NYダウを超えるパフォーマンスとなのか?
結果はこちら。

FTSE100は黄色の線NYダウは緑色の線です。

配当金を込みにしたことで、FTSE100の利益率は上がりました。
しかし、配当金込みでもFTSE100の利益は、NYダウに及びません。

2012/01 2018/08 利益 利益率
FTSE100 57万円 93万円 +36万円 63%
NYダウ 63万円 138万円 +75万円 119%

元手60万円程度にも関わらず、6年で約40万円の差になってますね。

どうやら利回りの観点で考えると、FTSE100の配当金生活は魅力的とは言えないようです。

FTSE100は下がりにくい株価指数?

「FTSE100は下落率が低い、安定的な株価指数」という意見もあるようです。

確かに、乱高下する株価指数には、安心して投資できません。
利回りの観点だけで評価するのは早計です。

そこで、今度は先月と今月の終値から「先月からの上昇率・下落率」を調べてみます。
果たして、FTSE100は下がりにくい株価指数なのでしょうか?

グラフが少し分かりにくいですが、
FTSE100、NYダウどちらとも、下がっても下落率は6、7%程度。

「NYダウばかりが大きく下がって、FTSE100はあまり下がってない」というパターンは確認できないので、大差はないようです。

分析の仕方が悪くて見逃している可能性もあるため、今度は表でまとめてみました。

月毎の上昇・下落率(回数)
FTSE100 NYダウ
5%以上の上昇 4回 7回
3%以上~5%未満の上昇 8回 10回
1%以上~3%未満の上昇 22回 23回
0%以上~1%未満の上昇 12回 19回
0%以下~-1%未満の下落 9回 5回
-1%以下~-3%未満の下落 15回 8回
-3%以下~-5%未満の下落 6回 4回
-5%以下の下落 3回 4回

表にすると更に明らか。「FTSE100は高配当の株価指数ではなく、上がりにくい株価指数」と言ってもよい結果ではないでしょうか。

まとめ FTSE100よりもNYダウ投資か?

確かに、リーマンショックの際のFTSE100はNYダウに比べて下落率が低かったわけですが、それは「リーマンショックが米国発だったから」ではないでしょうか。

個人的には、米国と英国の近年の経済成長率の差を考えれば、今回の結果は納得できると感じています。

配当利回りだけではなく、値上がり益も含めてトータルで考えるべきでしょう。

公式サイト:GMOクリック証券CFDでNYダウ投資を始める


2018年9月16日 FTSE100の配当金生活は魅力的?NYダウ長期投資とどっちが良い? はコメントを受け付けていません。 CFD取引の戦略