中国に長期投資!ETFとCFDどっちが良い?

2018年7月2日

高い成長率、GDP世界第2位を誇る中国。
貿易戦争で下がったときが長期投資のチャンス。

人口減の日本と違い、中国への投資はGDP成長率の差から考えても理に適った投資と言えるでしょう。

日本と中国のGDP成長率を比較
日本 中国
2011 -0.12 9.50
2012 1.50 7.90
2013 2.00 7.80
2014 0.38 7.30
2015 1.22 6.90
2016 0.61 6.73
2017 1.94 6.76
2018 0.81 6.57
2019 0.89 6.14

しかし、外国株の個別株投資は難しいですよね。
海外の個別株の情報収集は、かなり苦労します。

そこで今回は難しい個別株投資ではなく、ハンセン指数や上海総合指数など手軽に中国市場に直接投資できる方法を調べてみました。

中国の代表的な指数 ハンセン指数と上海総合指数の違いとは?

まず、ニュースなどでよく聞く「ハンセン指数」と「上海総合指数」について確認していきましょう。

中国を代表する株価指数として、香港証券取引所の主要な50銘柄を対象とした「ハンセン指数」と上海証券取引所の上場するA株とB株で構成される「上海総合指数」が有名です。

他にも上海証券取引所の上場する銘柄に関する指数に、A株50銘柄で構成する中国A50指数、A株300銘柄で構成するCSI300指数があります。

【A株、B株とは?】
上海証券取引所に上場する銘柄にはA株とB株の2種類があります。
A株は中国国内の投資家だけが取引できる銘柄、B株は外国人投資家も取引できる銘柄です。

中国を代表する株価指数
証券取引所 株価指数 概要
香港 ハンセン指数 50銘柄から構成
上海 上海総合指数 A株とB株から構成
上海 A50指数 A株50銘柄から構成
上海 CSI300指数 A株300銘柄から構成

今回は、有名な指数であるハンセン指数と上海総合指数の2010年からの10年チャートを比べていきます。
ハンセン指数と上海総合指数 10年チャート(パフォーマンス比較)

チャートを見ると、どちらも上昇していますが、ハンセン指数の方が安定的に上昇し、上海総合指数は急騰や急落などの多少の不安定さがあります。

一時は「米国等で上場しているIT系中国企業を上海証券取引所に上場させる」という話がありましたが、アリババやJD.comは香港市場に上場しました。上海証券取引所に中国ハイテク株が上場する流れが出てくると、上海総合指数の魅力が増すように思います。

中国に株価指数で投資するメリット

中国に株価指数で投資するメリットを確認していきましょう。
まず、個別株に比べて倒産で紙切れになることもなく、銘柄選びで失敗しないメリットがあります。

それに加えて中国株価指数の場合、更にメリットがあります。

中国の高いGDP成長率の恩恵を受けられる

また直近5年の中国の経済成長率は、+6%台と非常に高く、米国を越える成長率は魅力的です。
市場全体に投資すればこの恩恵を受けることができます。

中国内の投資家しか投資できないA株への投資

上海証券取引所に上場するA株は、中国内の投資家しか投資できません。
しかし、中国株価指数に投資することで、私達、日本人投資家でもA株に間接的に投資することができます。

A株とB株を比べると、時価総額で分かるとおりA株に優良企業が多くあります。

中国国内に上場する企業への投資を考えるときには、個別株よりもA株を含めた市場全体に投資するほうが良いでしょう。

中国に投資できるETFとCFDを比較

では、中国株価指数に投資できるインデックス系の金融商品を見ていきましょう。

ETF一覧

ETFには国内ETFと海外ETFがあります。東証に上場する国内ETFなら、日本株口座があれば投資できるので一番手軽な方法でしょう。

しかし、国内ETFの方が毎年かかる信託報酬が高い傾向にあります。
外国株口座を作る手間と購入手数料が高いデメリットはありますが、長期間保有するなら海外ETFの方が優れています。

コード 銘柄名 種別 信託報酬
2800 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン 海外 0.09
2833 ハンセン・インデックス・ETF 海外 0.1
1309 上海株式指数・上証50連動型上場投資信託 国内 0.856
2823 iシェアーズ FTSE 中国A50 インデックスETF 海外 0.99
1576 南方FTSE中国A50 ETF 国内 1.15
3127 ホライゾンズ CSI 300 ETF 海外 0.49
1322 上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300 国内 1.03

CFD一覧

取り扱う証券会社が少ないデメリットはありますが、CFDで投資する方法も有力です。
ETFは為替レートの影響を受けますが、「CFDは元本が為替の影響を受けず、差益だけが為替の影響を受ける」というメリットがあります。

また、GMOクリック証券CFDなら信託報酬や金利がかからずに投資できるので、長期保有コストが安いです。
為替リスクを避けて長期投資したい方に向いています。

証券会社 銘柄名 金利 備考
GMOクリック証券 上海A50 なし
GMOクリック証券 香港H なし
サクソバンク証券 香港50種株価指数 あり
サクソバンク証券 中国50種株価指数 あり 取引期限あり

CFDとは?CFDが取引できる証券会社

CFDというと馴染みがありませんが要は、米国株に限らず金や原油、日経平均、ナスダック指数など口座1つでなんでも信用取引(信用買い・信用売り)できる金融商品です。

  • CFDなら世界中の銘柄に投資できる
  • 24時間取引できるから会社員でも大丈夫
  • 買いでも売りでも利益が出せる
  • 証拠金取引だから1万円以下から始められる

CFDが取引できる証券会社は何社かありますが、GMOクリック証券が店頭CFD市場で圧倒的シェアを誇っています。

GMOクリック証券 CFD以外の証券会社も知りたい方はこちらをご覧ください。
>> CFD証券会社の選び方!4つのポイントで徹底比較

CFDの戦略

Posted by CFD