はじめての天然ガス取引、CFDなら1000円から取引
アノマリー投資で「夏場に下がり、冬場に上昇する」傾向がある天然ガス。
天然ガスの取引方法として海外先物がありますが、海外先物を扱う証券会社は限られていますから手軽な投資とは言えません。
その点、GMOクリック証券の天然ガスCFDなら1,000円程度から買い・空売りできます。
今回は天然ガスCFDと天然ガスの特徴についてまとめてみました。
目次
そもそも天然ガス先物とその価格が決まる仕組み
天然ガス先物や天然ガスCFDで取引できるのは、米国の天然ガスです。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の天然ガス先物が有名です。
NYMEXの天然ガス先物価格はヘンリーハブ先物価格とも呼ばれており、ここでの天然ガスの取引価格がNYMEXの先物価格の指標となっています。
天然ガスCFDとは
CFDとは、一言で説明すると
「1万円以下の資金で、原油・金、外国株などを取引できる金融商品」です。
証券会社により異なりますが、天然ガスCFDは、NYMEXまたはCMEの天然ガス先物価格を元に価格を算出しています。
ですからCFDなら、先物とほぼ同じ価格でより小さい単位の取引ができます。
天然ガス価格が変動する主な要因 3つ
天然ガスの価格は、需給が大きく関係します。
天然ガスの需要が多くなれば価格は上がり、供給が多くなれば価格は下がります。
原油価格
世界最大のエネルギー資源である原油は、天然ガスの価格にも影響を与えます。
原油価格が高くなるとエネルギー資源の需要の高まりを連想させるため、天然ガスの価格上昇にも繋がります。
同じエネルギー資源ということもあり、天然ガスと原油は正の相関です。
しかし、シェールガス開発により2006年頃から相関性は弱くなっていますので、原油価格は短期売買の参考程度が良いでしょう。
生産量(シェールガス採掘 稼働率)
米国でシェールガスの生産が増加し始めた2006年頃から米国の天然ガス価格はアジアや欧州の天然ガス価格と比べて大きく下降しました。
シェールガス、そして天然ガスの生産量が価格にいかに大きな影響を与えるかは、下の「米国の天然ガス生産量」と先程の「国際的な天然ガス価格と原油価格」を見比べるとよく分かります。
在庫量と冬の寒さ 大寒波で大幅上昇?
天然ガスは、アノマリー投資として「夏場に買い、冬場に売る戦略」が有効と考えられます。
天然ガスは暖房燃料としても使用されるため、冬場に在庫量が減り価格上昇、夏場に増えて価格下落の傾向があります。
しかも、冬場に大寒波が起こると価格急騰もあります。
例えば2018年後半には、「米国に大寒波が襲来」というニュースもあり、例年になく天然ガス価格が急上昇しました。アノマリー投資がうまく行った例でしょう。
天然ガス投資を行う上で、生産量、在庫量、そして冬の寒さの見通しはチェックすべき項目です。
夏場に冬の需要増を見込んだ買いもありそうですし、「冬場に大寒波」と聞こえ始めたら天然ガス買い、乗り遅れても春の下落に向けた空売りが面白そうです。
米国の天然ガス在庫量
参照:U.S. Energy Information Administrationのデータを元に作成
https://www.eia.gov/dnav/ng/hist/n5030us2m.htm
https://www.eia.gov/dnav/ng/hist/n3035us3m.htm
過去28年の長期チャート
天然ガス先物価格の長期チャートと主なイベントを紹介していきます。
- 2001年 天然ガスへの需要と供給不足から高騰
2001年は、急激に増加した天然ガスへの需要と供給不足から高騰しました。
需要増加の主な原因は、それまでの10年の景気拡大に伴いエネルギー関連の需要が増えていたこと、大気汚染物質(NOxやSOxなど)の排出規制が進みクリーンエネルギーとされる天然ガスの需要が増えたこと、その年の冬が過去2~3年の間で最も寒かったことです。
天然ガスの生産や他国からの輸入を急に増加させることできず、供給不足に陥り価格高騰となりました。 - 2003~2008年 高価格期
新興国を中心とした経済成長により、天然ガス価格の水準が高い時期となります。この時期は天然ガスだけでなく、資源全般の価格が上昇しています。
2008年のリーマンショックで資源価格は一気に急落することになります。 - 2018年後半 価格上昇
2018年後半に天然ガス価格は4年9ヶ月ぶりの高値を記録します。在庫量が少ないこと、厳冬になる見通し、液化天然ガス(LNG)の輸出量が増え、供給不足となったことが挙げられます。
2018年11月に大型LNG輸出施設が稼働し、米国から日本への輸出が増加したことも起因しています。
欧州やアジアの天然ガス価格は考慮すべき?
天然ガスCFDを取引するなら、米国の天然ガス市場を中心に考えておけば良く、欧州やアジアはほとんど気にする必要はありません。
天然ガスは欧州が最大規模で、米国、アジアと続き、この3地域で世界の使用量の大部分を占めていますが、各地域の天然ガス市場は独立しており、各地域で価格が異なるからです。
欧州やアジアの天然ガス価格は原油に連動しやすいですが、米国の場合、シェールガスの影響があるため、傾向が異なります。
天然ガスCFDが取引できる証券会社
天然ガスCFDは1,000円前後から取引できるため非常に敷居が低いメリットがあります。(2020年6月時点 GMOクリック証券)
手数料で選ぶならGMOクリック証券、銘柄数で選ぶならサクソバンク証券がおススメです。
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