はじめての香港ハンセン指数!上海総合指数とどっちが良い?

中国の株価指数「香港ハンセン指数」。ニュースで聞いたことがあるぐらいで、「香港ハンセン指数に投資ってどうなの?」、「上海総合指数もあるけど、どっちが良いの?」と考える方も多いのではないでしょうか。

今回は香港ハンセン指数について、上海総合指数との違いを調べてみました。
長期投資するなら香港ハンセン指数の方がお勧めです。


香港ハンセン指数とは

香港ハンセン指数は香港市場全体の動きを表し、アジアにおける重要な株価指数の1つです。
香港の大手銀行である恒生(ハンセン)銀行傘下のハンセン指数サービスにより算出されており、香港証券取引所の主要な50銘柄で構成されています(2019年6月25日時点)。
1964年7月31日を100とした時価総額加重平均型で、算出されています。

香港ハンセン指数の構成銘柄

香港ハンセン指数は、香港証券取引所の主要な50銘柄で構成されており、中国を代表する企業となっています。
すべての構成銘柄はBloombergから確認できますので、今回はその中でも有名な銘柄を一部紹介しておきます。

テンセント(騰訊)

テンセントは「トヨタを超える時価総額 中国株テンセントとは?」でも紹介した世界最大のゲーム会社です。その時価総額はアジア1位、世界の時価総額ランキングでも5位に入ったこともある巨大企業です。

チャイナモバイル(中国移動通信)

チャイナモバイルは中国最大手の携帯電話事業者(キャリア)です。日本のNTTドコモやソフトバンクのような会社ですが、世界のキャリアの中で売上高1位になったこともあり、世界最大級の規模を誇ります。

ペトロチャイナ(中国石油天然気)

ペトロチャイナは中国国有の大手エネルギー会社です。中国の石油大手3社のうちの1社で、中国全土にガソリンスタンドを展開するなど、中国で非常に有名な会社です。

過去15年の長期チャート

香港ハンセン指数の過去15年の長期チャートです。

  1. 2006年~2007年10月 中国株急騰
    香港ハンセン指数は2006年から2007年10月まで大きく株価が上昇しています。これは2002年頃から中国政府によって民営企業の株式上場が推進されるなどの調整が行われましたためです。これにより国内外投資家の中国株式市場への信頼感が高まり、中国株全体が急騰しました。

  2. 2008年9月 リーマンショック
    2008年9月にはリーマンショックが起こりました。世界中が不景気になり、香港ハンセン指数も例外ではなく、その影響を受けて急降下しました。

  3. 2015年6月 中国株の大暴落(チャイナショック)
    2015年6月には中国株が大暴落しました。通称「チャイナショック」と言われる出来事です。2014~2015年にかけて個人投資家たちによって膨らみ続けた中国の株バブルが崩壊したことで起こった大暴落で、香港ハンセン指数もその影響を受け、株価が下降しました。

上海総合指数との違い

中国系の他の指数で有名なものは上海総合指数です。その違いを表で比較していきます。

香港ハンセン指数 上海総合指数
市場 香港取引所 上海取引所
算出方法 時価総額加重平均型 時価総額加重平均型
算出基準日 1964/7/31 1990/12/19
海外投資家の取引 取引可能 A株は国内投資家のみ
B株は海外投資家も取引可能
特徴 海外投資家の影響が強い。上海総合に比べボラティリティが低い 中国当局の影響が強い。ボラティリティが高い

上記の表に示す通り、香港ハンセン指数と上海総合指数との違いは対象とする市場です。
香港ハンセン指数の算出元である香港取引所は海外投資家でも自由に取引可能で、投資家による影響も大きいです。

上海総合指数の算出元である上海取引所は海外からでも取引は可能ですが、原則国内投資家が投資できるA株の割合が多く、指数も中国当局の影響が強いという特徴があります。

指数に関する大きな特徴としては、香港ハンセン指数は上海総合指数に比べて安定した動きをするという特徴もあります。

ハンセン指数に投資する2つのメリット

中国株なので成長率が期待できる

香港ハンセン指数に投資するメリットは成長率の高い中国株に投資できることです。
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中国は成熟した日本の市場より伸びしろがあり、今後の成長が期待できます。

上海総合指数より長期投資に向いている

成長率の高い中国株ですが、その分騰落が大きく、不安定な傾向にあります。しかし、香港ハンセン指数は同様に中国を代表する株価指数である上海総合株価指数と比べてボラティリティが低く、長期投資に向いているというメリットがあります。

実際に香港ハンセン指数と上海株価指数のチャートと急騰急落時の上昇・下落率を比較してみます。

チャートを見ると香港ハンセン指数の方が右肩上がりなことが分かります。対して、上海総合指数も右肩上がりではあるものの、山が高く、谷が深いチャートをしています。

また、指数の上昇率・下落率を見ても、その傾向が読み取れます。

香港ハンセン指数 上海総合指数
始値 高値/安値 変動率 始値 高値/安値 変動率
中国株急騰
2006/1~2007/10
14843 31958 +115% 1163 6124 526%
リーマンショック
2007/10~2008/11
31958 10676 -66% 6124 1664 -73%
2008/11~2018/1 10676 33484 +213% 1664 3587 +115%

香港ハンセン指数の方は急騰時の上昇率が低いものの、急落時は下落率が低く、
また、長期間で見たときに香港ハンセン指数の方がパフォーマンスが高いことが分かります。

香港ハンセン指数CFDの取引が出来る証券会社

GMOクリック証券

GMOクリック証券の香港ハンセン指数CFD銘柄は香港Hという銘柄です。
約40000円から取引可能です。(2019年6月30日時点)

サクソバンク証券

サクソバンク証券の香港ハンセン指数CFD銘柄は香港50種株価指数という銘柄です。
こちらもGMOクリック証券とほぼ同じで、約40000円から取引可能です。(2019年6月30日時点)


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