CFD取引とは?原油・金、外国株などを取引できる
「CFD取引ってなあに?」という方のために、CFDを3回に分けて説明していきます。
投資には当然リスクがあるので、CFDを理解して始めてみましょう!
目次
CFDとは?5つの特徴でご紹介
CFDとは??
一言で説明すると
「1万円以下の資金で、原油・金、外国株などを取引できる金融商品」です。
- CFDなら世界中の銘柄に投資できる
- 24時間取引できるから会社員でも大丈夫
- 買いでも売りでも利益が出せる
- 証拠金取引だから1万円以下から始められる
- 株と組み合わせると投資の幅が広がる
CFDの魅力を詳しく!
「FXは気になってるけど、CFDは知らないよ」
「FXよりも良い点あるの?」
という方のために、CFDの魅力をご紹介しておきます!
FXは為替レート取引!上昇と下降を繰り返す
FXは為替取引ですから、円高・円安になると損益が発生します。
この為替レートがどうやって決まるか?
それは、「2国間のバランス」で決まります。
円高、円安と、バランスを取りながら上昇と下降を繰り返す傾向があります。
上昇が続く銘柄の方が投資がかんたん
FXで注意したいことは「2国間のバランス」で為替レートが決まるから「長期的に持っていても上がるわけではない」んです。
ここが株と為替の大きな違い。
次にCFDを考えていきましょう。
CFDは、成長する外国株にも投資できます。
外国株の中には、2倍、3倍に上昇する銘柄も多くあります!
例えば、Amazon社は、2年で株価3倍以上になっていますし、
ソフトバンクの孫正義氏が投資しているアリババ社は、半年で2倍となりました。
成長が続く企業は、会社の価値が上がっているので株価も上がりやすくなります。
どの銘柄に投資するかを決めるのは難しいですが、株の銘柄選びと似ているところがあります。
CFDにはレバレッジという仕組みがあるので、Amazon社に100万を投資していれば1500万円近くの利益になっていました。(株価3倍×最大レバレッジ5倍→15倍)
※最大レバレッジの投資はリスクを伴うので注意。
ガソリン価格は毎日気になりませんか?
外国株は面白そうだけど、外国株は難しい…と思う方も居ますよね。
でも大丈夫です。CFDには色々な銘柄があります。
日頃、ガソリンスタンドでよく見かけるガソリン価格。
CFDなら、ガソリン価格のもととなる原油にも投資ができます。
原油は2014年から100ドルから40ドルまで、なんと60%も安くなりました。
毎日車に乗るから、ガソリン価格が上がったら困るなぁ…
という方は、原油を買っておけば、ガソリン価格が上がっても原油投資が利益になるので相殺することができます。
ちなみに原油を40ドル時点で4万円分を買っておいて、100ドルに戻れば資金は10万円!
+6万円にもなります。
色々な銘柄を少ない資金から投資できるのがCFDの魅力です。
>> 1000円から取引できる銘柄とは?
CFD取引は差金決済取引
CFDの魅力をご紹介しましたので、次はCFDの仕組みの話です。
ちょっと難しい話なので、さらっと知っておけば十分です!
まず、CFD取引の「CFD」って何の略だと思いますか?
…
…
…
CFDというのは”Contract For Difference”の略です。
「差金決済取引」と訳されます。
「差金決済取引」とはどういうものなのでしょうか?
差金決済取引なら、原油は家に届かない
差金取引決済とは、決済時に、現物のやりとりをせず「その買値と売値の差金だけを決済する取引」を指します。
え? もっと難しい?
現物投資と違い、差益だけ取引する。
つまり、原油を買っても、原油が家に届くことはありません。
ガソリンに精製されていない原油が家に届いたら困りますよね。
家に原油が届かないこと以外にも、現物を受け取らないメリットは他にもあります。
差金決済取引は短期売買向き
差金決済取引は「短期売買向きの取引」です。
実は、「株の信用取引」や「FX」も差金決済取引なので、特別な仕組みではありません。
現物を所有する手続きが無いことで、売却手続きによる資金拘束される期間が無くなります。
現物投資だと、短期売買にとって致命的な制約があります。
例えば、株を買うと株の名義書換に3日かかります。
だから、株主優待の権利獲得をするために、権利獲得の3日前に株を買わないといけません。
また、株を買って当日に売っても、手続きの関係で資金が帰ってくるのに3日かかります。
「20万円の資金でみずほの株を購入。当日中に株価が上がったので売却。
下がったからまた買おう… あれ? 資金不足で買えない! エラーになった!」
売却手続きで投資資金が帰ってくるまでに3日かかることが原因です。
現物投資だとこの手続きで資金拘束されてしまいます。
差金決済取引なら損益のみのお金のやりとりなので、この制約がありません。
CFDで取引できる銘柄
CFDなら、この差金決済取引の仕組みで、様々な銘柄を取引できます。
どんな銘柄が取引できるのか。
一例を挙げると…
安定資産と言われる金
世界の主要な株価指数 (日経平均指数、NYダウ指数、ナスダック…)
成長の著しい国の株価指数(インド、ブラジル、フィリピン…)
海外の個別株(アメリカ、中国…)
先程、Amazon社をご紹介しましたが、他にも大きく上昇した銘柄がいくつもあります。
>> cfdで取引できる銘柄一覧
株式投資・FX経験者が、CFD取引を組み合わせると投資の幅が広がる!
CFDは単体でも面白い投資ができますが、株やFXと組み合わせると投資の幅が広がります。
株式投資家ならCFDでリスクヘッジができる
優良な成長銘柄を長期保有していたら、下落相場で含み損が膨らんで泣く泣く損切りした経験はありませんか?
CFD取引ならリスクヘッジ戦略が取れます。
企業の成長を見込んだ投資や株主優待目的の株は長期投資になりがちです。
下落相場では好業績の銘柄であっても利益が損失に転じてしまうことも多いです。
- 成長企業だからと信じ続けて株を保有
- 下落相場による含み損を我慢…
- しかし、耐えられなくなりとうとう損切り
- 損切りしたらその後大きく上昇…利益を取り逃す…
CFD取引を利用すればリスクヘッジ戦略を取ることができます。
CFD取引は空売りで下落相場でも利益が得られますし、豊富な銘柄を利用した幅広いリスクヘッジが可能です。
リスクヘッジ戦略の一例を挙げると
- 日経平均採用銘柄を保有している場合
→日経平均株価指数のCFDを売ることで市場全体の下落による損失を回避 - 石油関連企業の株を保有している場合
→原油CFD売り - 三菱商事などの商社株を保有している場合
→資源(金、銀、プラチナ)CFD売り
成長銘柄に長期投資をしていたのに、市場全体の下落で含み損を抱えて損切りした経験がある方は、CFDでリスクヘッジ売りを試してみてはどうでしょうか。
リスクヘッジをしていれば市場全体の下落による含み損も軽減できたはずです。更にリスクヘッジ売りで得た利益を他の投資に拡大することもできます。
FX経験者なら始めるのかんたん。チャンスが増える!
CFD取引はFXと仕組みが似ています。
そもそも、FXはCFDから外国為替の取引のみを取り出した金融商品で、CFDの一部です。
ですから、FX経験者ならすぐにCFD取引を始められます。
では、FX経験者にとってCFD取引を始めるメリットは何があるのでしょうか?
それは、値動きの良い銘柄が見つかるチャンスが増えるということです。
FXは流動性がありスプレッドの狭い通貨ペアが限られているので、取引できる通貨ペアは限られます。
また、利益を出すのが難しい保ち合い相場の局面があるでしょう。
チャンスが少ないから無理して取引してしまう…
そういう方は、FXとCFD取引の両方でチャンスを狙うべきです。
取引対象が多いので、値動きの良い銘柄が見つかるチャンスが増えます。
FX経験者なら新たに覚える事も少ないので敷居は低いでしょう。
CFDを始めてみたい!
「はじめてのCFD!初心者入門」の第1回目はCFDとは?について説明しました。
CFDって面白い商品ですよね。
CFDを取引できる証券会社はいくつかありますが、「CFD市場取引高シェア7割」のGMOクリック証券がオススメです。
公式サイト:GMOクリック証券CFDを詳しく見てみる
各証券会社を詳しく比較したい方はこちらをどうぞ。
>> CFD比較ランキングはこちら
CFDのメリットやデメリットを詳しく知りたい!
メリットやデメリットをもっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。