【S&P500CFDシミュレータ】過去30年の推移と利回りは?
CFDでS&P500に投資する際、レバレッジが肝になります。
レバレッジ取引は、効率良く利益を出せるメリットがあるものの、ロスカットに繋がる恐れがあります。
S&P500 CFDのレバレッジは何倍程度が良いのか?
その疑問を検証すべく、S&P500 過去30年分の時系列データをもとに「S&P500 CFD投資シミュレータ」を作成してみました。
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目次
CFDでS&P500に投資するメリットとは?
S&P500 CFDのシミュレータの前に、CFDでS&P500投資をするメリットをおさらいしていきます。
レバレッジをかけた効率的な投資
CFDならレバレッジをかけた取引ができます。
ETFはレバレッジ1倍、S&P500 CFDはレバレッジ10倍まで取引できます。
レバレッジは怖いイメージがあるかもしれませんが、
S&P500のような株価指数(企業の株価の平均値)は、倒産して紙切れ(0円)になることはありません。
個別株と違い株価指数はレバレッジをかけやすく、効率的な投資ができる特徴があります。
【CFDの効率的な投資とは?】
例えば、株価 1万円で3000円を割ることが絶対にない銘柄があるとすれば、
その3000円を用意する必要があるのでしょうか?
7000円さえ用意しておけば良いはずです。
CFDのレバレッジを使えば、その3000円を用意しなくて済みます。
そして、その3000円を別の銘柄に投資できます。
ETFでは実現できない効率的な投資です。
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円高に強い
CFDは元本が為替の影響を受けないメリットがあります。(損益のみ為替の影響を受ける。)
ETFとCFDはどちらもS&P500に投資できる金融商品ですが、ETFの方が円高に圧倒的に弱いことが分かります。
CFD | ETF | |
---|---|---|
100円 | +2万円 | +2万円 |
95円 | +1.9万円 | +0.9万円 |
90円 | +1.8万円 | -0.2万円 |
配当も貰える
GMOクリック証券のS&P500 CFDは配当相当が貰えます。
(株価指数CFDは、配当相当を含んだ価格調整額が貰える仕組み)
S&P500の直近20年間の平均配当利回りは約2%です。
レバレッジをかければ配当も2倍、3倍にできます。
レバレッジ2倍:約4%
レバレッジ3倍:約6%
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開始年月 | |
---|---|
終了年月 | |
資金(証拠金) | 万円 |
取引枚数 | 枚 |
レバレッジ | 2.1倍 |
ロスカットになる投資・資産が倍になる投資
上記のS&P500シミュレータを使って検証してみました。
金融危機で暴落した底値付近で投資できれば、資産が10倍になる取引もあります。
しかし、特に着目したいのは金融危機以前の高値で投資しても低レバレッジに抑えておけば、プラスになることです。
長期ホールドで救われてきたS&P500は驚異的ですね。
開始年月 | 終了年月 | レバレッジ | 結果 |
---|---|---|---|
1999年1月 | 2006年12月 | 1.5 | 利益 25.5% |
1999年1月 | 2006年12月 | 2 | 利益 28.9% |
1999年1月 | 2006年12月 | 2.3 | 利益 32.4% |
1999年1月 | 2006年12月 | 2.5 | 2002年10月 ロスカット 損失 91.6% |
開始年月 | 終了年月 | レバレッジ | 結果 |
---|---|---|---|
2003年1月 | 2006年12月 | 1.5 | 利益 87.6% |
2003年1月 | 2006年12月 | 2 | 利益 116.1% |
2003年1月 | 2006年12月 | 3 | 利益 175.1% |
2003年1月 | 2006年12月 | 4 | 利益 232.5% |
開始年月 | 終了年月 | レバレッジ | 結果 |
---|---|---|---|
2007年1月 | 2013年12月 | 1.5 | 利益 34.9% |
2007年1月 | 2013年12月 | 2 | 利益 47.1% |
2007年1月 | 2013年12月 | 2.3 | 2009年3月 ロスカット 損失90.5% |
開始年月 | 終了年月 | レバレッジ | 結果 |
---|---|---|---|
2009年3月 | 2017年12月 | 1.5 | 利益 444% |
2009年3月 | 2017年12月 | 2 | 利益 609.7% |
2009年3月 | 2017年12月 | 3 | 利益 896.5% |
2009年3月 | 2017年12月 | 4 | 利益 1183.3% |
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S&P500 過去30年の推移と利回り
1988年~2018年の各1月時点のS&P500指数と、前年比から算出した利回りです。
年 | S&P500 | 利回り(%) |
---|---|---|
1987 | 242.17 | 14.62 |
1988 | 247.08 | 2.03 |
1989 | 277.72 | 12.4 |
1990 | 353.4 | 27.25 |
1991 | 330.22 | -6.56 |
1992 | 417.09 | 26.31 |
1993 | 435.71 | 4.46 |
1994 | 466.45 | 7.06 |
1995 | 459.27 | -1.54 |
1996 | 615.93 | 34.11 |
1997 | 740.74 | 20.26 |
1998 | 970.43 | 31.01 |
1999 | 1229.23 | 26.67 |
2000 | 1469.25 | 19.53 |
2001 | 1320.28 | -10.14 |
2002 | 1148.08 | -13.04 |
2003 | 879.82 | -23.37 |
2004 | 1111.92 | 26.38 |
2005 | 1211.92 | 8.99 |
2006 | 1248.29 | 3.00 |
2007 | 1418.3 | 13.62 |
2008 | 1468.36 | 3.53 |
2009 | 903.25 | -38.49 |
2010 | 1115.1 | 23.45 |
2011 | 1257.64 | 12.78 |
2012 | 1257.6 | 0.00 |
2013 | 1426.19 | 13.41 |
2014 | 1848.36 | 29.6 |
2015 | 2058.9 | 11.39 |
2016 | 2043.94 | -0.73 |
2017 | 2238.83 | 9.54 |
2018 | 2673.61 | 19.42 |
- 1987年 ブラックマンデー
- 1991年 日本バブル崩壊
- 1997年 アジア通貨危機
- 2000年 ITバブル崩壊
- 2008年 リーマンショック
- 2010年 欧州債務危機