facebookを空売りする方法。第1四半期決算の反発はチャンスか?
Facebookはデータ流用問題で株価は4月に急落していたところに、4/25の第1四半期決算発表で株価は急反発となりました。
値を戻してきたFacebookですが、引き続き買いなのでしょうか?
第1四半期決算内容を振り返りつつ、facebookの今後のリスクについて調べてみました。
最後に、Facebook等の米国株を空売りできるCFDについてご紹介していきます。
目次
第1四半期決算と株価への影響
第1四半期決算は、データ流用問題の影響を感じさせない好決算となりました。
更に90億ドルの自社株買いもポジティブニュースでした。
好決算の第1四半期決算
アクティブユーザー数(日):14.5億人(前年比13%増)
売上:119億6,600万ドル(前年同期49.0%増)
利益:49億8,800万ドル(前年同期63%増)
北米と欧州でユーザー増は鈍化という話はありますが、アクティブユーザー数は引き続き増えており、売上、利益の増加率は著しいことが分かります。
Facebookの週足チャート 26週移動平均線との攻防
データ流用問題を受けて株価は26週移動平均線をあっさり割り150ドルまで急落していました。しかし、直近では第1四半期決算を受けて再度26週移動平均線越えを試す展開です。
26週移動平均線を支持線とするか抵抗線とするかが今後の分かれ目となりそうです。
ナスダック指数との比較 Facebookは本当に強い銘柄なのか?
続いてナスダック指数と比較してみました。
一見、Facebookは非常に強い銘柄ですが、実はナスダック指数とほぼ同じパフォーマンスです。
データ流出問題で著しく下に乖離し、第1四半期決算でナスダック指数に追いついた状況です。
直近2年チャートだけで考えると、Facebookに投資して個別株リスクを背負うぐらいならナスダック指数に投資した方が低リスクかもしれません。
また後述のFacebookの懸念事項を踏まえると、ナスダック指数を買い、Facebook空売りする投資法も考えられそうです。
Facebookの今後の懸念
株価チャートを見ると値を戻したFacebookですが、第2四半期以降は警戒した方が良さそうでしょう。
データ流用問題の影響は第2四半期からか?
データ流用問題を発表したのは3/16。第1四半期は2週間しかありませんでしたから、第1四半期にはほとんど影響が出なかったとも考えられます。ユーザーのFacebook離れがあったとするなら、第2四半期に大きく影響が出てくるはずです。
GDPRによる欧州への影響
EUの個人データ保護に関する規則 GDPR が5/25から開始されます。
これも第2四半期に大きく影響すると考えられており、Facebook社自身も影響は避けられないと考えられているようです。
東洋経済オンラインにGDPRに関する詳しい記事がありました。やはり、利益を損なう可能性が高いとの見立てですね。
一般データ保護規則 (GDPR) というヨーロッパの法律は、インターネットの誕生以来最大のオンラインプライバシーに関する改革であり、自身のいかなるデータが記録されているかを知る権利およびそれを削除させる権利をヨーロッパ人に与えるものである。
(中略)
5月25日にGDPRが発効すると、EU諸国の人々は例えば他のソーシャルネットワークに自身のデータを送信する権利を得ることになる。またフェイスブックと競合他社は人々のデータをどのように用いるかについてより一層はっきりとさせ、また、明示的な同意を得る必要があることになる。
GDPRはフェイスブックの利益を損なう可能性が高い。同社が個人情報を自由に使用できない場合や、この新法の遵守を確実にするために弁護士を雇う費用を追加した場合、広告の価値を減少させる可能性があるためだ。
同法を遵守しなかった場合は、歳入の最大4パーセントの罰金が課される。
フェイスブックを脅かす「GDPR」とは何なのか
米国株を空売りできるCFDとは?
最近のハイテク株は高いボラティリティで順風満帆とは言えない状況です。
そこで、「ナスダック指数を買い、今後に懸念がある米国株を空売りする戦略」が取れないか調べることにしました。
しかし、マネックス証券、SBI証券、楽天証券は外国株の現物取引だけで、空売りができません。
そこで出会ったのが様々な世界の銘柄を差金決済取引できる「CFD取引」です。
CFDというと馴染みがありませんが要は、米国株に限らず金や原油、日経平均、ナスダック指数など口座1つでなんでも信用取引(信用買い・信用売り)できる金融商品です。
- CFDなら世界中の銘柄に投資できる
- 24時間取引できるから会社員でも大丈夫
- 買いでも売りでも利益が出せる
- 証拠金取引だから1万円以下から始められる
CFDが取引できる証券会社はいくつかありますが、GMOクリック証券が店頭CFD市場で圧倒的シェアを誇っています。
GMOクリック証券 CFDならFacebookが約3,800円から手軽に取引できます。
他のCFDが取引できる証券会社を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>> CFD証券会社の選び方!4つのポイントで徹底比較